耐震等級は3は必要?メリット・デメリットを知っておこう!
11/20/2023
こんにちは!くらしのかんなです♪
天気予報にも雪マークが付くような季節がやってきたね。
みんなはスタッドレスタイヤに替えたかな?かんなはまだです…いつもギリギリにしてしまう性格直したいー涙
前回は【注文住宅の外観を決めるポイントと注意点】についての記事を紹介したよ♪
↓CLICK↓
今回は、
耐震等級3の必要性と
メリット・デメリットについて
耐震等級は、地震が多い日本で住み続ける上で、注文住宅を建てる時に考えなければならない項目のひとつ。
将来、南海トラフ地震などの大きい地震が発生することが予測されている中で、
耐震性の高い、耐震等級3の家を建てたいと思っている人も多いよね。
でも、耐震等級って本当に信頼できるの?
ということで、耐震等級3の必要性とメリット・デメリットついて解説していくよ!
それではLet’s GO―!
この記事はこんな人におすすめ!
・耐震等級について知りたい
・耐震等級3を取得するメリット・デメリットを知りたい
そもそも耐震等級とは何?
最近ではハウスメーカーの標準仕様で耐震等級3が採用されるだけでなく、建売住宅でも耐震等級3で建てられた住宅が増えているよ。
地震の被害に見舞われることが多い日本において、耐震等級に関心を持つ人が増えているけど、
その意味をしっかり理解している人はそれほど多くはいないのではないかな。
耐震等級3を取得するメリット・デメリットを解説する前に、「耐震等級とは何か」といった基礎的な部分を解説していくね。
耐震等級
耐震等級は、建物の地震に対する強度を表す数値のこと。
基準は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められていて、3つの等級に分けられるよ。
等級の数字が大きくなるほど建物の強度は大きくなるから、より耐震性の高い家であることが判断できるよ。
①耐震等級1
耐震等級の中で最も低い等級。
建築基準法で定められている最低限の耐震性能であり、震度6強から7程度に対して倒壊や崩壊しない建物が該当するよ。
耐震等級1では、こうした大きな地震で建物が倒壊や損壊しないものの、損傷の程度によっては修繕や住み替えが必要になると考えられるよ。
②耐震等級2
耐震等級2は、耐震等級1の1.25倍の地震に耐えられる強度。
震度6~7の地震に対しても耐えられる耐震性があり、地震が起きても補修などを行えば問題ないと考えられているよ。
また、耐震等級2以上から補助金などの優遇が受けられる「長期優良住宅」として認められるよ。
③耐震等級3
耐震等級の中でもっとも高い耐震性を持つ等級で、耐震等級1の1.5倍の地震に耐えられる強度。
大きな地震を受けてもダメージが少なく、地震の後も住み続けられるよ。
大きな余震が立て続けに起きても安全だと考られているよ。
耐震等級3を取得する
メリット
耐震等級について理解したところで、ここからは「耐震等級3」を取得するメリットを紹介していくよ。
主に以下の3つが挙げられるよ。
耐震性の高い住宅を購入できる
耐震等級3を取得する最大のメリットとしては「地震に強いお家に住める」という点が挙げられるよ。
建築基準法同等の耐震等級1でも数百年に一度の地震でも倒壊しない程度の耐震性を持つことが定められているけど、
2016年に発生した熊本地震では、現在の建築基準法で建てられた319棟のうち123棟が「倒壊・崩壊・損傷」のいずれかの被害を受けたとの統計データを国土交通省が公開しているよ。
日本の真下には4つのプレートが集まり、世界と比べても地震の発生頻度が高く地震大国として有名。
近い将来には南海トラフ地震という巨大地震の発生も予測されているから、地震に対する備えは必須といって良いよね。
耐震等級3は、耐震等級1と比べて1.5倍の耐震性があり、警察署や消防署と同等レベルといわれているよ。
木造住宅で耐震性能最高ランクの住宅に住むことができ、安心して日々を過ごすことができるのは大きなメリットだといえるね♪
地震保険の50%割引が適用される
注文住宅の購入では住宅ローンを借入することになるけど、地震の被害に遭っても住宅ローンの返済義務がなくなるわけではないよ。
だから、地震による住宅への被害を最小限に抑えるためにも地震保険へ加入することが大切。
その地震保険の保険料は、耐震性の高い家ほど保険料の割引率が高くなるよ。
耐震等級1で10%
耐震等級2で30%
耐震等級3で50%
地震保険はマイホームに住み続ける限り加入すると思うけど、制度が変わらない限りは長期に渡って割引が受けられるのは大きなメリット♪
フラット35Sの金利Aプランが利用できる
マイホームを購入する際、長期固定金利である「フラット35」の利用を検討する方も多いけど、
耐震等級3を取得することでフラット35Sの金利Aプランが利用できるようになるよ。
フラット35Sの金利Aプランとは、0.25%の金利引き下げを10年間受けられるといった内容。(2022年5月現在)
借入金額4000万円、借入期間35年、適用金利が1.5%だった場合、
フラット35の種類 | 総返済額 |
フラット35 | 51,438,985円 |
フラット35S金利Aプラン | 50,464,324円 |
上記のように、通常のフラット35と比べて、総返済額が974,661円も安くなるよ。
耐震性能の高い住宅に住めることに加え、地震保険料の割引やフラット35の金利引き下げが適用されるのが耐震等級3を取得するメリット。
耐震等級3を取得する
デメリット
耐震等級3を取得するメリットを解説したけど、もちろんデメリットも存在するよ。デメリットとしては主に2つが挙げられるよ。
間取りの制限が厳しくなる
耐震等級3を取得するためには、一般的な住宅よりも耐力壁を多くバランス良く配置する必要があるから、
「柱のない大きな空間」をつくることが難しくなるよ。
耐久壁を増やしたり、柱の梁を太くしたりする必要があることから、
大きな吹き抜けや窓の大きさ/数に制限がかかりやすいよ。
窓が小さく数も少ないと室内が暗くなりがちだから工夫が必要だね。
従来であれば間取りの自由度が高い在来工法の木造住宅も、耐震等級3を取得するためには間取りの制限を厳しく受けることになってしまうから、自由度の高い住宅を求める方は注意!
耐震等級3の取得費用が必要になる
耐震等級3を取得するためには、申請費用や検査費用がかかるほか、
耐震性能を上げるために耐力壁を増やしたり、耐震金物を設置するために建築コストが高くなってしまうよ。
申請費用・検査費用の相場は10万円~20万円程度だけど、耐震性能の上げるための建築コストは高い場合だと100万円~200万円ほどの違いが生じることもあるよ。
また、設計や構造計算にかかる費用も高くなってしまうから、耐震等級3を取得するのと取得しないのでは住宅購入にかかる総合コストが大きく違ってくるから事前に確認するようにしてね。
まとめ
以上、【耐震等級3の必要性とメリット・デメリットついて】についての解説記事でした!皆さんいかがでしたか♪
もちろん耐震等級が高いことは良いことだけど、耐震等級という中身をしっかり把握して、
自分たちにあった形を選択することが大事だね!
それでは次回もお楽しみに♪