安いからグラスウールを採用は危険!?断熱材選びの落とし穴について

09/18/2023

 

こんにちは!くらしのかんなです♪

 

最近夜になると秋を感じるようになったね!

 

食欲の秋…。今年はダイエットの秋にする笑

 

前回は注文住宅の窓で後悔したくない!種類や配置の決め方についてについての記事を紹介したよ♪
↓CLICK↓

 

今回は、

断熱材選びの落とし穴について

 

快適な住まいづくりにおいて、適切な断熱性能を確保することは今や必須なっているよね。

 

業者さんを信頼して選定してもらう!というのも良いけど、後悔しないためにも自らもしっかり知識を付けていこう!

 

ということで、今回は断熱材選びの落とし穴について解説していくよ!

 

それではLet’s GO―!

 

 

 

 

この記事はこんな人におすすめ!

・ちゃんと理解をして断熱材を選びたい

・断熱材選びで後悔したくない

 

 

断熱材の数値基準

 

断熱材の選び方の一つの基準になる数値に、

熱伝導率というものがあるよ。

 

これは「熱の伝わりやすさ」を示す数値。

一般的に、この値が小さいほど熱が伝わりにくく、高性能な断熱材とされているよ。

 

だけど、さらに重要な「熱抵抗値」という数値があることは知っているかな?

 

断熱材選びにおいて、とても重要な数値になるから解説していくね♪

 

熱抵抗値とは?

 

熱抵抗値とは、その部分がどれくらい熱を通しにくいかを表す数値のこと。

R値と呼ばれることもあるよ。

 

家づくりでは、よくUA値というものを目にすると思うけど、それは屋根や床を含めた家全体の断熱性能を表す数値のことを指すよ。

 

一方で、熱抵抗値は、その断熱材単独の断熱性を示す数値のことを言うよ。

 

熱抵抗値の計算に使う
2つの要素

 

これから解説する2つの要素を用いて、熱抵抗値の計算は行っていくよ。

 

①断熱材自体の性能(熱伝導率)

 

要素1つ目は、冒頭で話した熱伝導率のこと。単位は[W/(m・K)]。

 

この数値は、小さければ小さいほど熱が伝わりにくいことを表すよ。

 

例えば、熱伝導率0.036のグラウスールと、0.040のセルロースファイバー。

どちらがより高性能な断熱材かな?

 

…簡単だね。

この場合は熱伝導率の値が小さい、グラスウールのほうが高性能といえるよ。

かんな
かんな
熱伝導率は製品ごとに異なるよ。「製品名+熱伝導率」で検索したらすぐ出てくると思うから参考にしてみてね♪

 

②断熱材の厚み

 

2つ目は断熱材の厚み。

断熱材は厚みが増すほど性能が向上するよ

 

同じ断熱材を使っていても、ぶ厚く施工すれば断熱性能が増し、薄く施工すれば性能が下がる

「当たり前じゃん!」と思われるかもしれないけど、家づくりをする上ではこのことが結構重要だよ。

 

多くの方は断熱材自体の価格や性能にばかりに注目しがち。

だけど、それ以上に考えなければいけないのが、実際にその断熱材をいくらの厚みで施工するのか。

その厚みが、あなたの家の最終的な断熱性能と施工費用を決めていくよ。

かんな
かんな
なお、熱抵抗値の計算では厚さの単位をメートル(m)で表すよ。厚さ150mmだと、計算上は0.150になるので注意してね。

以上2つが、断熱材の熱抵抗値の計算に必要な要素になるよ。次に実際の計算方法を見ていこう!

 

熱抵抗値の計算方法

 

熱抵抗値は以下の公式でだしていくよ。

 

  熱抵抗値=厚さ÷熱伝導率

 

それぞれ単位をつけると、

熱抵抗値[㎡k/W]=厚さ[m]÷熱伝導率[W/(m・K)]

 

熱抵抗値はその物質の熱の通しにくさを表す数値。

そのため、計算して出てきた数字が大きいほど抵抗が大きく、熱を通しにくい状態になっているよ。

※熱抵伝導率とは目指す数値が逆になるので注意

 

熱抵抗値の計算例
(グラスウール/ネオマフォーム)

 

ここからは、断熱材(グラスウール/ネオマフォーム)の熱抵抗値の計算例を紹介していくよ。

 

製品の熱伝導率と厚みさえわかれば誰でもすぐに計算できるから、みんなも一緒に計算してみてね♪

 

グラスウール (熱伝導率0.036)を厚さ105mmで施工する場合

 

グラスウールはガラスを溶かし、繊維状に加工したもののことをいうよ。

 

まずは厚さ105mmをメートル換算し、0.105[m]に。

 

その数値を高性能グラスウールの熱伝導率0.036で割ると、

0.105[m]÷0.036[W/(m・K)]=2.916666666666667[㎡k/W]

 

この数値が、グラスウールを厚さ105mmで使用した際の熱抵抗値になるよ。

 

ネオマフォーム(熱伝導率0.020)を厚さ60mmで施工する場合

 

ネオマフォームは旭化成建材のボード系断熱材。フェノールという熱に強い樹脂でできているため耐火性能があるよ。

 

これを厚さ60mmで施工していくとして、

0.060[m]÷0.020[W/(m・K)]=3[㎡k/W]

 

グラスウールに比べて薄い厚みで施工しているけど、グラスウールの数値より高い熱抵抗値に

 

ネオマフォームは薄くても十分な性能を発揮できるから、厚さが制限される外張り断熱工法に最適とされているよ

 

断熱材の落とし穴

 

ここまで、断熱材の選びに大切な熱抵抗値(R値)について解説をしてきたけど計算方法については理解できたかな?

 

計算方法を覚えたから、できるだけ熱抵抗値が大きくてコスト的に安い断熱材を選ぼう!という考えになるよね!

 

そう思った人は危険!!

 

え?なんで?数値がでているんだから安心でしょ!と思うけど、

ここからは、なかなか気付けない断熱材の落とし穴について解説していくからメモ必須!

 

断熱材の数値には施工能力は反映されていない

 

断熱材を施工する上で一番重要なのは、すき間なく施工すること。

 

すき間があるとそこから熱が逃げてしまい、思ったような効果が得られなくなっちゃう。

 

また水蒸気も自由に移動してしまい、壁の中で結露がおこる原因にも,,,

 

 

加えて複雑な構造からなる木造住宅では、断熱施工上見落としがちな盲点があるので、注意が必要。

 

例えば、性能が高くてコスト的にも安いグラスウールを断熱材として採用した場合、

数値だけでみると高性能な断熱が期待できるところだけど、

 

グラスウールを採用する落とし穴としては、グラスウールを隙間なく施工するには、職人の相応の施工技術が求められるということ。

 

グラスウールを押し込みすぎたり、隙間ができてしまったら、それだけで断熱性能が落ちてしまう。

とういうことは、先程計算した通りの断熱材の数値は期待できないということ!

 

安いからグラスウール採用!は危ない

 

グラスウールは、安くて断熱性能の高い素材として、多くのハウスメーカー、工務店で使われる断熱材。

 

だけど、グラスウールが安いからといって、安易にグラスウールを採用する業者さんは危険!

 

施工を間違えると、グラスウールの断熱性能が失われて、冬寒く夏は暑い家に早変わりするリスクもあるよ。

 

まとめ

 

以上、【断熱材選びの落とし穴についてについての解説記事でした!皆さんいかがでしたか♪

 

断熱材選びには、各断熱材の性能をみていくところももちろんだけど、

業者さんの施工能力が信用できるのか、しっかり説明してくれるのかなどもみていくようにしてね。

 

それでは次回もお楽しみに♪

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