家を建てるなら知っておきたい!家づくりと道路の関係性について
09/04/2023
こんにちは!くらしのかんなです♪
9月に入って少しずつ暑さが収まると思ったけど、全然涼しくならないのはどういうことー!笑
気象情報をみると9月半ばまでこの暑さは続くみたい…
さて私はこの暑さに耐えられるだろうか。秋らしい金木犀の香りが持ちどおしいね!
前回は【契約前の打ち合わせで気を付けることと決めるべきこと】についての記事を紹介したよ♪
↓CLICK↓
今回は、
家づくりと道路の関係性ついて
普段の生活で当たり前に使用している道路。
そんな道路が家づくりにおいて深い関係性があることは知ってる?
家づくりと道路の関係性は重要な部分になるから、しっかり把握しておこう!
ということで、今回は家づくりと道路の関係性について解説していくよ!
それではLet’s GO―!
この記事はこんな人におすすめ!
・接道義務について知りたい
・セットバックについて知りたい
・道路付けはどの方角が良いか知りたい
敷地と道路の関係性
一般的に家づくりを進めていく上で、土地はどんな基準で探していくかな。
土地の面積、方位、日当たりや風通しなどの周囲環境、交通や買い物などの利便性など…
これらに加えて、もう1つ重要なのが道路との関係性。
理由としては、新築やリフォームの可能性が道路との関係によって大きく左右されるからだよ。
まず最初に、建築基準法で定められた道路に敷地が接していないと、建物を建てることはできない。
これを「接道義務」というよ。
接道義務とは、
敷地に建物を建てる場合に道路に2メートル以上接していなければならないという決まりのこと。
奥まった路地上の土地でも、道路に面する通路の間口が2メートル以上あることが求められるよ。
接道義務を満たしていない土地にすでに建物がある場合は、増築や再建築は禁止されていて、
接道義務に違反すると、
建築中であっても工事の停止を命じられたり、取り壊して再建築したりしなければいけなくなるかも…
接道義務は主に緊急車両のためにあって、
例えば火事が起きた際、
消防車や救急車が自由に往来することができて、敷地内に人が入っていけないと、消火活動や救助活動が遅れてしまうからだよ。
ここでは、接道義務のほかに、敷地と道路の関連性について解説していくよ。
道路は大きく分けると、公道と私道の2種類。
公道とは国や地方公共団体(都道府県や市町村など)が指定・建設・管理する道路のこと。
それに対して私道とは、個人または団体(企業など)が所有している土地を道路として使用している道のことを指すよ。
一見すると公道に見える道路でも法的には私道であったり、
隣家の敷地の一部であったり複数の所有者がいたりするから、道路に関しては確実な情報を得るようにしよう。
道路の幅は4m以上が原則
建築基準法では、
原則として敷地が幅員4m以上の道路に2m以上接していなければ、敷地に建物を建てることができないよ。
第1のポイントは、敷地が接する主な道路(以下、前面道路)は幅が4m以上なければいけないということ。
道路は公道でも私道でもかまわないよ(細かくは建築基準法でも定義している)。
なお、前面道路の幅員が4m未満の場合は、
その道路の中心線より2m後退したところを道路境界線とみなすことで、建築が可能となるよ。
それを「セットバック(道路後退)」というよ。
道路沿いに並ぶ家々が建て替えを行う際、
道路の中心からそれぞれ2mずつ敷地を後退させていけば、最終的に幅員4mの道路ができるようになるよ(道路向かいが川や崖等の場合は条件が変わるよ)。
道路付けはどの方角がいい?
道路付けとは、敷地のどの方角に道路が接しているのかを表すもの。
ここでは、南道路、北道路、東・西道路、それぞれの特徴について解説していくよ。
南道路
●メリット
・南側に建物が建たないので、日当たりが良くなりやすい
・南側に玄関や庭を設置することが多いから、外観デザインが映えやすい
●デメリット
・間取りによっては道路側の窓から室内が見えやすくなるから、プライバシーを確保しづらい
・他の方角の道路付けの土地に比べると価格が高いことが多い
北道路
●メリット
・リビングを南側に配置しても道路に面していないから、プライバシーを確保しやすい
・敷地の南側に庭を設けた場合、庭で遊ぶ子どもが道路に飛び出す心配が少ない
・他の方角の道路付けの土地に比べると価格が安いことが多い
●デメリット
・北玄関にした場合、家の前面は日当たりがあまり良くない
・敷地が狭いと、一階の日当たりが悪くなりやすい
・南側に庭を計画する際に、駐車スペースが狭くなりやすい
東道路
●メリット
・午前中の日当たりが良い
・1階は南側に居室を配置しやすい
●デメリット
・午後に日が傾き始めると、道路側からの日当たりが悪くなる
・間口が狭いと南側からの日当たりを確保しにくい
西道路
●メリット
・昼過ぎから夕方の間の日当たりが良い
・1階は南側に居室を配置しやすい
●デメリット
・道路面に窓をつくると西日の影響(家具等の日焼け、高温)を受けやすい
・間口が狭いと南側からの日当たりを確保しにくい
それぞれにメリット・デメリットがあるから、気に入った敷地が出てきたら、どんな間取りや駐車計画になるのか、まずは住宅メーカーに提案してもらおう!
まとめ
以上、【家づくりと道路の関係性】についての解説記事でした!皆さんいかがでしたか♪
家を建てるにも前の道路の幅や道路付けなども意識していく必要があるね。
ある程度の知識はあるけれど、どうしても不安な人は専門家に相談するようにしてね!
それでは次回もお楽しみに♪